トコトコ読書雑記

読んだ小説について語ります。たまに映画の感想も

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『災獣たちの楽土2 赫奕の怒り』感想

前作に引き続き読みました。 災獣たちの楽土2 赫奕の怒り (C★NOVELSファンタジア) 作者:尾白未果 発売日: 2012/12/19 メディア: Kindle版 評価 ★★ うーん、これは主人公がちょっと……。好感が持てませんでしたね。ヒロインの流火を主人公にした方が、よかっ…

『災獣たちの楽土1 雷獅子の守り』感想

前回Cノベ大賞の話をしたのは、これを読む予定があったから、という理由もありました。第7回C★NOVELS大賞特別賞受賞作。 災獣たちの楽土1 雷獅子の守り (C★NOVELSファンタジア) 作者:尾白未果 発売日: 2012/12/19 メディア: Kindle版 評価 ★★★ もう…

『紺碧のサリフィーラ』と今は亡きC★NOVELS大賞雑感

第4回C★NOVELS大賞特別賞受賞作です。 紺碧のサリフィーラ (C★NOVELSファンタジア) 作者:天堂里砂 発売日: 2012/12/19 メディア: Kindle版 評価 ★★(2.5) 全体的に薄めの話でしたね……。月蝕の夜だけ現れる神の島シェインをめぐる物語なのですが、…

『グラスバードは還らない』感想

ジェリーフィッシュ、ブルーローズに続く三作目です。 グラスバードは還らない 作者:市川 憂人 発売日: 2018/09/12 メディア: 単行本 評価 ★★★(3.5) うーん、前二作より評価低めとなりました。 なぜか、前二作より引き込まれないんですよ。いきなり不動産…

『リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音』感想

『犬恋花伝』の作者さんです。 リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 (集英社オレンジ文庫) 作者:瑚池 ことり 発売日: 2019/05/17 メディア: 文庫 評価 ★★★★ 『犬恋花伝』でも堪能した、しっかりとした世界観に基づくファンタジー。 面白かったです。 ★5では…

『アルビオンの伝令 白銀の光導、黄金の王』感想

イラストとあらすじに惹かれ、購入。 アルビオンの伝令 白銀の光導、黄金の王 (角川ビーンズ文庫) 作者:橘 むつみ 発売日: 2020/02/01 メディア: 文庫 評価 ★★★ いまいちストーリーが盛り上がらなかったなーという印象です。あと異世界ファンタジーなのに、…

『カラマーゾフの兄弟』の面白さが理解できなくても

言わずと知れた名作。 カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) 作者:ドストエフスキー 発売日: 1978/07/20 メディア: 文庫 現代人にも人気で、「読む手が止まらない」とよく言われますね。 ちなみに私の評価は 評価 不明 です。理解できなかったからです。私に…

『飢え渇く神の地』感想

『宝石鳥』で鮮烈なデビューを飾った、鴇澤亜妃子さんの二作目です。 飢え渇く神の地 (創元推理文庫) 作者:鴇澤 亜妃子 発売日: 2019/04/24 メディア: 文庫 評価 ★★★★(4.5) 要素としては『宝石鳥』とよく似てますが(文明国の研究者と、研究対象の発達途…

『忘却城』感想

創元ファンタジイ新人賞佳作受賞作。 忘却城 (創元推理文庫) 作者:鈴森 琴 発売日: 2019/02/20 メディア: 文庫 評価 ★★★★ 「また、中華ファンタジー?」と敬遠することなかれ。これは非常に設定が凝っていて、世に氾濫する中華ファンタジーとは一線を画す出…

『宝石鳥』感想

創元ファンタジイ新人賞大賞受賞作です。 傑作揃いの創元ファンタジイ新人賞受賞作の中でも、とびきり好きな作品です。 宝石鳥 作者:鴇澤 亜妃子 発売日: 2017/08/31 メディア: 単行本 評価 ★★★★★ 異世界が舞台とのことですが、ほぼ現実世界に重なるような異…

『親王殿下のパティシエール』感想

めちゃくちゃ期待してました。 親王殿下のパティシエール (ハルキ文庫) 作者:篠原悠希 発売日: 2019/12/16 メディア: 文庫 だって、金椛国シリーズの作者さんですよ!? ……と、期待が過ぎたようです。 評価 ★★★ となりました。 ちなみに金椛国シリーズはめち…

『そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙―』感想

副タイトルそのままの話です。 戦争で亡くなった人の手紙を届ける、という。 そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙― (メディアワークス文庫) 作者:酒場 御行 発売日: 2020/02/22 メディア: 文庫 評価 ★★★ 父子の話はビックリしたのだけど、それ以外があんまり…

『ブルーローズは眠らない』感想

『ジェリーフィッシュは凍らない 』に続くシリーズ第二弾です。 ブルーローズは眠らない 作者:市川 憂人 発売日: 2017/09/21 メディア: 単行本 評価★★★★(4.5) 前作と同じで理系ミステリー。こっちは遺伝子なので、ジェリーフィッシュよりも取っつきやす…

たまには映画感想『ヘレディタリー』

今をときめくアリ・アスター監督の(長編映画)デビュー作ですね。同監督のミッドサマーが絶賛公開中ですが、劇場で見る度胸がありません(笑) #ミッドサマー こんにちは本日も絶賛上映中です火曜日はTOHOシネマズ シネマイレージデイなどでお得に映画を観…