トコトコ読書雑記

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『グラスバードは還らない』感想

ジェリーフィッシュ、ブルーローズに続く三作目です。

グラスバードは還らない

グラスバードは還らない

  • 作者:市川 憂人
  • 発売日: 2018/09/12
  • メディア: 単行本
 

評価 ★★★(3.5)

うーん、前二作より評価低めとなりました。

なぜか、前二作より引き込まれないんですよ。
いきなり不動産王周りの話から始まるから、ですかね。

肝心のグラスバードも、よくわからない曖昧な描写で。
トリックも、それはアリなのか~!?と。
たしかにジェリーフィッシュもブルーローズも、オーバーテクノロジーではありますが、「あってもおかしくない」感は出ていたと思います。

少し昔のアメリカが舞台だし、テクノロジーが余計に浮いて見えましたね……。近未来ならあり?

 

続き以下はネタバレ

 

 

グラスバードの正体が人間だというのは、読んでる内にわかってきます。
でも、なんでグラスバードなんだろう?というのが、よくわからなかった。

 

ブルーローズの時に着目しましたが、やはり今作も動機は復讐でしたね。
続編があるなら、四作目もやはり復讐が動機になると思います。