たまには映画感想『ハントレス 女戦士ルーナ』(辛口)
基本、このブログは読書について語るのですが、どうしてもこの映画についてもの申したかったので、記事を作成しました。
『ハントレス 女戦士ルーナ』
評価★
スウェーデンの映画です。
なんという勇ましいタイトルでしょう。
このタイトルを見たらヴァイキングに混じって少女が無双!というストーリーを想像するのは、無理もないでしょう?
でも、違うんです。
この映画、タイトル詐欺と言って良いレベルなんです!
以下ネタバレ感想。
まず、ルーナは別にそこまで戦いません。
あと、戦うのは人間じゃなくてゾンビです。
ゾンビ映画って知ってたら借りなかったよ!!
多分これ、ホラーに分類されると思われます。
更に、かなーりストーリーに無駄・矛盾が多い。
・まず登場するのが帰って来ない父ではなく父の友人で、いまいち必要性がわからない(父親もその後戻ってくるし)
ルーナとのロマンスがあるなら別ですが、別にそれもないし何だったんだ?と。
・父、次女に危ないとわかっていてペンダントを渡す(そのせいで次女は死ぬ)
これは致命的。家族を守るために自分で宝物を持って出奔したのに、それは良いのか?
・結局、なんでゾンビになるかわからない
宝物に触れたから?ここの説明が欠けてます
・細かいことだけど、お祭りで「うちの息子を紹介してあげる」と知り合いのおばさんに言われたルーナ。結局紹介されなかったのか、その息子は出てこず。ルーナは妹と踊ったりしてます。何だったの?
・トドメを刺すのが歌っていうオチ
おじいちゃんが回想?夢?でヒントを出す。おじいちゃん、それを知ってるなら実行すれば良かったのに。それとも、あれはおじいちゃんじゃなかったのか?
予知夢っぽいのですが、これまた謎が残ります。
とまあ、気になることが山積み。
帰ってきた父親は、さぞ屈強な男なんだろうなと思ったら小太りだし。
いや……おかしいでしょ。
映画の進行も淡々としていて、盛り上がりに欠けるのがまずい。
唯一評価できるのは、北欧の美しい風景かなあ……と思いきや、舞台がほとんど森(一家が森に住んでるので)なので、それもたまーに見られる程度。
そもそも彼ら、なんでこんな人里離れたところで暮らしてるの……?
もうツッコミだしたらキリがない。
もーちょっと、何とかできたと思うんですよ。ゾンビ映画にしても。舞台は雰囲気あるんだし。珍しい時代なんだし。森の一軒家という設定も、緊迫感ないなあ……と。
はー、吐き出してスッキリした。